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働きながら国家資格!? REALIZE社員の中小企業診断士 合格の裏側
ピープル

当社グループのREALIZE株式会社 ロボット事業本部 RB技術部のWさんが、2025年2月に難関国家資格である「中小企業診断士」に見事合格されました!おめでとうございます!
Wさんは2019年にREALIZE株式会社へ入社し、現在はFIG株式会社に出向中です。ciRobotics株式会社のロボットを中心に、営業技術職としてお客様先へ伺い、システムの提案や現場への実装支援を行っています。
出張も多いWさんですが、一体どのようにして難関国家資格の合格を勝ち取ったのでしょうか?その裏側に迫ります!
資格取得のきっかけ
―なぜ中小企業診断士の資格を取ろうと思ったのでしょうか?
理由はいくつかありますが、一つは定年後のキャリアを見据え、選択肢を増やしたいという思いからです。会社経営にも興味があり、学んでみようと思いました。
資格取得を決意し、本格的に勉強を始めたのは2022年の年末頃です。2023年の8月に1次試験を受験し、ストレートで合格できました。同じ年の10月に2次筆記試験を受けましたがこちらは不合格で、翌年の10月に改めて受け直して今度は合格、年明けの2次口述試験にも無事合格し、約2年かかった試験勉強を終えることができました。

学習の工夫・苦労したこと
― 勉強方法は独学ですか? いつ勉強していたのでしょうか?
まとまった勉強時間を確保することが難しかったため、隙間時間を活用しやすい独学を選びました。FIGグループの自己啓発制度を利用して通信講座を申し込み、テキストを開けない出張の移動中や家事をする際は、動画講義を視聴していました。
出張がない時期は、早朝やお昼休みなどに勉強時間を確保していました。夜は疲労で学習効率が悪かったため早寝早起きを心がけていたのですが、そのおかげで健康的な生活を送れました。
―仕事と勉強の両立は大変でしたか?
出張が重なると勉強時間の確保が難しかったです。特に2次試験の1週間前に出張が入り、大量の参考書を持参しましたが、ほとんど開けず…。案の定、その年の試験は不合格でした。
結婚されている方であれば、家族の協力も大切だと思います。私の場合、特に休日は勉強に没頭できるよう家族にサポートしてもらえたので、学習を進めることができました。負担をかけてしまいましたが、合格できたのは家族の支援があったからだと感謝しています。
― 難しかった科目や得意だった科目はありますか?
経済学は全く馴染みのない分野でしたが、企業の意思決定や国の施策の意図が理解できるようになり面白かったです。一番ボリュームが大きい企業経営理論も、自分の所属組織と照らし合わせるなどしながら、非常に興味深く学習できました。また財務会計や経営情報システムについては事前にある程度の知識があったため、それほど苦労はしませんでした。
逆に経営法務は普段接する事のない法律用語などが多く、暗記が中心の科目なので退屈に感じましたね…(笑)
― どのようにして、モチベーションを保っていましたか?
勉強することは嫌いじゃないので資格勉強にマイナスな感情はありませんでしたが、不合格だった時は結構メンタルに来ました…。1年目の2次試験は不合格だったので、「この努力をまた1年続けないといけないのか」と思うと精神的にきつく、気持ちを切り替えるために2〜3ヶ月は勉強をお休みしました。前向きに勉強に取り組めるようになるまで少し時間はかかりましたが、あまり自分にストレスをかけ過ぎないようにしたことが継続に繋がり、良い結果に結びついたのだと思います。何事も、無理し過ぎは良くないですね。
合格したときの気持ち・好きなもの
― 合格を知った時の率直な感想は?
合格発表の日は出張先にいたので、妻が代わりに確認してくれました。「合格してたよ」と連絡が来たときは、ほっとしました。
ワインが好きなのですが、勉強のために断酒していたので、久々に飲めるのが嬉しかったですね。合格祝いに妻がワイングラスをプレゼントしてくれたのも嬉しい思い出です。

― ワインがお好きなのですね!ほかに好きなものや、ハマっていることはありますか?
小学生のころから三国志が大好きで、ゲームや書籍を買い漁っていました。登下校に歩いて1時間くらいかかる田舎に住んでいましたが、ひとりで下校するときは三国志の小説に夢中になり、度々側溝に落ちていました(笑)。三国志以外に興味が無い、というくらいにハマっていましたね。最近では子供と一緒に三国無双というゲームを良くやってますが、そのうち時間を作って「中国大陸三国志ツアー」を敢行したいです。

仕事への活かし方・今後の目標
― 中小企業診断士の資格をどのように仕事へ活かしたいですか?
私たちがお客様に提案している協働ロボットシステムは、国が中小企業の生産性向上を目指して導入を推奨していますが、「どう導入したらいいかわからない」という企業も多いのが現状です。
今後は実務補習も経験し中小企業診断士の資格を取得する予定ですが、お客様企業の経営支援という観点もふまえた提案ができる人材になりたいと考えています。
― 今後チャレンジしたい資格はありますか?
現在、行政書士の資格取得に向けての学習に取り組んでいます。この資格は、お客様のロボット導入の際に補助金の申請をする上で代行業務ができるので、私たちの提案する協働ロボットシステムと非常に相性が良いと思っています。
また、知識の幅を広げることは社会に対する“解像度”を上げることに繋がりますし、それによって人生はより豊かになると考えています。今後も専門分野に限らず、様々な事を積極的に学んでいきたいです。
これから資格取得を目指す人へのメッセージ
― 働きながら資格を取ることは簡単なことではないと思います。今回の試験勉強で感じたことや、同じように頑張っている人へ応援やアドバイスの言葉をお願いします。
父親をしながら資格勉強をする中で感じたのは、親が学んでいる姿を見せることが子どもの教育にも良い影響を与えるのではないか?ということです。「あれしなさい!これしなさい!」と言うだけでは、なかなか説得力がありませんが、親が黙って努力する姿を見せることで、子どもも自然と学ぶ姿勢を身につけてくれるのではないかと思います。
何かにチャレンジするということはそれだけで素晴らしいことです。合格というゴールに縛られすぎず、勉強する姿勢そのものが大切だと思います。
うまくいかないことがあっても、自分を責めずに「加点方式」でポジティブに頑張ってください。

― Wさん、改めて合格おめでとうございました!
FIGグループでは、社員のスキルアップを応援するため、2021年から「自己啓発支援制度」と「資格取得補助制度」を開始しました。
※一部、個別の制度を設けているグループ会社があります

FIGグループは、今後も学びの継続と社員の多様な考えによる活躍を支援していきます。
FIGグループ会社
REALIZE株式会社 (https://www.realize-fig.jp/)
住所:大分県大分市東大道二丁目5番60号
事業内容:半導体・自動車関連自動化装置、医療関連機器製造装置、自動包装装置などの設計・製造、精密金型、精密加工部品の設計・製造
ciRobotics株式会社 (https://www.cirobotics.jp/)
住所: 本社(管理部) 大分県大分市東大道二丁目5番60号
賀来事業所(営業部・技術部) 大分県大分市賀来北二丁目20番8号
事業内容: 無人飛行機またはロボッ卜制御システムの研究開発、製造、施工、保守管理、販売及び輸出入
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