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【社員インタビューvol.6】半導体製造用の金属部品を加工する工作機械担当者にインタビュー!
ピープル
今回は、2023年に「株式会社石井工作研究所」から社名変更した「REALIZE株式会社」の社員をご紹介します。
REALIZEは、半導体・自動車関連製造装置及び金型等の製造・販売、並びにロボットの製造を行う会社です。
大分県内2か所に工場があり、今回は大分市内の曲工場(まがりこうじょう)に勤務する、製造部 精密加工グループのEさんにインタビューしていきます!
Eさんは2017年に石井工作研究所(当時)に新卒入社しました。担当業務や、入社1年目で大変だったことなどについてお話を伺います。
Eさんの主な担当業務
―Eさんの担当業務について教えてください。
私は主に、半導体製造用の金型に使われる金属部品を加工しています。その中で、型彫り放電加工機という工作機械を担当しています。放電加工とは金属と電極を近づけ電気を流して熱エネルギーで金属を溶かし、電極の形状を金属に転写する加工です。1000分の5mm~100分の5mmという精度を求められるため、自分で考え加工方法を工夫し要求精度に満たすように心掛けています。
加工だけでなく、納期管理も徹底しています。高品質かつ早くを心掛け、日々業務に取り組んでいます。
―1000分の5mmの加工状態はどのようにして確認するのでしょうか?
顕微鏡のような機械を使って、目視で確認しているのですか?
投影機という顕微鏡のような装置で拡大して確認します。加工が必要な部分があれば、少しずつ調整していきます。
―金属部品の加工をするために、特別な資格が必要ですか?
学校で関連分野を専攻していない未経験者でも大丈夫でしょうか?
特別な資格は必要ありませんが、業務に関わる知識を深めるための勉強や資格取得をしています。
そのため、未経験者でも業務を担当することができます。新入社員が入社すると、配属される前にジョブローテーションで各部署を回ります。学校で専攻していない人に挑戦させたところ、先入観がないからか意外とうまく作業ができたりすることもあります。専門的な知識は配属後に学んでいけるので、経験がないと心配せず、興味があればぜひ飛び込んでほしいですね。
―たくさんの機械が並んでいますが、機械を操作する時間が長いのでしょうか?デスクワークはありますか?
ここに並んでいる8台の工作機械で作業をしています。機械に加工指示を設定し、加工作業が行われている間は、デスクに戻って納期管理や負荷グラフの更新作業を行っています。
また、使用する金属部品の在庫チェックや整理も大事な仕事です。
ある日のスケジュール
07:45 出勤
メールチェック・スケジュール確認
08:00 朝礼
08:05 加工段取り
10:30 納期管理・負荷グラフの更新
11:00 工具(電極)の在庫確認・工具(電極)の作成手配
12:00 ランチ
13:00 午後の加工スケジュール確認
13:05 加工段取り
16:00 夜間自動運転の段取り作業・加工のスタート
16:50 日報入力・翌日加工する部品の選定
17:00 退勤
入社の決め手
―新卒で入社されましたが「入社の決め手」は何だったのでしょうか?
地元でものづくりがしたく、やるなら高精度な加工技術を身につけたいと思い、希望にマッチしたのがこの会社でした。ホームページ等で調べるうちに、新しいことに挑戦しつづけるこの会社で働きたいと思うようになり志望に至りました。
入社1年目で大変っだったこと
―入社1年目で大変だったこと、苦労したことはありましたか?
部品加工においては、技術や注意力が足りず不良品をたくさん出してしまったことです。
いわゆるポカミスが多く、前工程の先輩方に申し訳ないという気持ちでメンタルが削られました。(笑)
しかし、どんどん加工技術も上がっていき、不良品も減りこなせる仕事量も数字を見て成長しているのが実感できたのは、こういった失敗があったからだと思っています。
―部署のメンバーと共同で作業することはありますか?
同じチームメンバーで共同作業することはないですね。加工するものの図面や指示書を他部署からもらい、一人で加工作業を行っていきます。
―部署に配属され、どのくらい経ってから一人で作業をするようになりましたか?
一か月ほど先輩と一緒に作業をしますが、そのあとは一人で作業を行い始めました。とはいっても、いつでも周りに先輩がいるので、わからないことは確認・相談していました。
仕事のやりがいとは?
―入社して8年目となりますが、どんなところに仕事のやりがいを感じているでしょうか?
加工現場の問題点として不良品と段取り時間があります。そこで自作加工用データを運用してみたところ、思いのほか上手くいき段取り時間短縮・不良品削減にも貢献することが出来ました。現場の役に立っていると実感し、とても嬉しく感じました。
オフの楽しみ
―お仕事から離れて、すきなものやオフの楽しみはありますか?
私は漫画「ONE PIECE」が好きなので、毎週「週刊少年ジャンプ」を電子書籍で買って読んだりしています。
最近では「ONE PIECE」を題材にした考察動画や企画動画などをYouTubeで見たりしています。
作者の尾田栄一郎さんは熊本県出身とのことで大分県から近場だったこともあり聖地巡礼をしたりもしました。
キャラクターの銅像が熊本県内の色々なところにあるので、好きな人はぜひ行ってみてください。
就活生へのアドバイス
―このインタビューは、REALIZEの採用チームが運営するInstagramでもご紹介しています。
就職活動をしている学生さんに、就職活動のアドバイスをお願いします!
時間は限られているので、何事にも全力で取り組んでください。勉強・部活・アルバイト等、色々なことを経験し、たくさんの人と出会って視野を広げるといいと思います。
―Eさん、ありがとうございました!
※インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。
新卒採用 Instagramアカウントのご紹介
モバイルクリエイトとREALIZEの採用チームが運営するInstagramアカウント。
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FIGグループ会社
REALIZE株式会社 (https://www.realize-fig.jp/)
住所: 大分県大分市東大道二丁目5番60号
事業内容: 半導体・自動車関連自動化装置、医療関連機器製造装置、自動包装装置などの設計・製造、精密金型、精密加工部品の設計・製造