東南アジアでの拠点としてタイ王国に現地法人を設立しました

FIGグループは、今後大きな成長が見込める東南アジアでのマーケット開拓を目的として、タイ王国（以下、タイ）のバンコク市に現地法人「Thai K.T.R Co., Ltd.」を設立し、2023年10月より事業活動を開始しましたのでお知らせいたします。

■タイ進出の背景および現地法人設立の目的
タイは東南アジア屈指の工業国で多くの日系企業が進出しており、当社グループの取引先もタイとその周辺国に拠点を構えています。
タイ政府が掲げる国家の指針「タイランド4.0」では、重要産業の１つとしてデジタル産業を掲げており、これまでの重化学工業を中心とした経済成長から、産業高度化に向けた情報技術を活用したデジタルエコノミーへの取り組みが活発化しております。
加盟国で6.7億人の人口を有し経済成長著しいASEANでは今後も人口増加が予測されていますが、その主要国であるタイでは少子高齢化により徐々に労働人口が減少する見通しであり、自動化・省人化のためのデジタル化やIoT化など大きな成長余地とビジネスチャンスが存在します。
当社グループは、日本と親密な関係にあり、多くの取引先企業との連携が期待できるタイに現地法人を設立し、地域に密着した活動により現地ニーズを的確に把握することで、当社グループのIoTサービスを展開するとともに、ロボットなど製造業向けソリューションの展開も見込んでおります。
また、新型コロナウイルス感染症の発生により、前例のないサプライチェーンの混乱が発生し、モノづくりに必要な部材の数量確保に加えて価格と納期が課題となっておりました。足元においては部材調達不足も改善しているものの、一部部材については長納期化や入手困難が続いており、既にタイのサプライヤーとの連携により同地域を調達拠点の一つとすることで、その効果を発揮し始めております。
今後、タイ国内での事業活動をきっかけとして、東南アジアを戦略エリアとして海外展開を強化してまいります。

■海外現地法人概要