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自社製AMRロボット「WILL」の量産試作機が完成します

CAOS

当社グループの株式会社CAOSは、かねてより開発を続けておりました自社製ロボット「WILL」の量産試作機が完成することをお知らせいたします。

「自分の意志で動く」という意味を込め名付けられたWILLは、FIGグループの完全オリジナルロボットとして、2020年より開発に着手しました。当時はコロナウイルス感染症が流行を始めた頃であり、大分県内の宿泊療養施設等での感染拡大防止対策・療養者と従事者相互の負担軽減を目的として無人配送ロボットシステムを開発し、同施設内で自動走行によるお弁当の配送やゴミ収集を実施しました。
この経験を経て本格的にメカからソフトまですべてを自社で構築するAMR(Autonomous Mobile Robot)ロボットの開発をスタートし、実証実験などを通して課題の改修や機能の向上を重ね、この度WILLの量産試作機が完成します。

今回の量産試作機は走行ユニットと上部の搬送ユニットが分離した構造となっており、搬送ユニット部分はお客様のご要件・ご要望に応じて幅広いカスタマイズに対応できるようになっております。純国産ロボットであり、システム情報はすべて国内サーバに配置され、セキュリティの心配もありません。また、本AMR技術を応用したFA系モデルでは安全規格ISO3691-4に対応しており、工場などの生産現場でもご活用いただくことが可能です。

■AMRプラットフォームの完成
ロボットとシステムとクラウドが連携した当社グループのAMRプラットフォームにより、クラウドシステムを利用したロボット制御の統合管理を実現しました。また、お客様のご要望によっては、ロボット単体のクローズド環境でも利用することができ、幅広い運用が可能です。

今後もWILLの継続的開発を進めます。平面移動だけでなく、エレベーターを利用した縦方向の移動やFMS(Fleet Management System)、任意の場所からのリモート呼出や他のロボットとの協同オペレーションなどの実現を通して、様々な業界の課題を解決出来るよう、引き続き努めてまいります。
また、こうしたロボットの走行制御だけに留まらず、当社グループの得意分野である通信技術、クラウド技術などを融合した先進的なAMRプラットフォームをベースとして、人手不足の解消や人の作業の効率化などの社会課題を解決し、人とロボットが共生する社会を目指していきます。

■第5回 医療・介護・薬局week東京(通称:メディカルジャパン東京)への出展
今回、WILLが東京幕張メッセで開催される通称メディカルジャパン東京へ出展することが決定いたしました。
詳細は以下URL(ciRoboticsお知らせページ)よりご確認ください。
https://www.cirobotics.jp/20221005090000754/

【開催概要】
第5回 医療・介護・薬局week東京 https://www.medical-jpn.jp/tokyo/ja-jp.html
会 期:2022年10月12日(水)~14日(金)
会 場:幕張メッセ
入場料:5,000円(※来場者登録をして頂くと入場料が無料になります)
開催時間:10:00~18:00 ※最終日は17:00まで